代表的な中国語資格試験【HSK】【中国語検定】【TOCFL】の比較と相関について
大家好!ハオ中国語アカデミー池袋校です。
HSK(漢語水平考試)、中国語検定試験(中検)、TOCFL(華語文能力測験)は、いずれも中国語学習者向けの代表的な資格試験ですが、それぞれに特徴があり、その難易度や語彙数に差があります。そこで今日はこれら3つの試験の比較と相関をご用意しました。それぞれスタイルの異なる試験のため、あくまで目安として参考になさってください。
✅1 試験概要
試験名 | 実施国 | 主な対象 | 主催機関 |
HSK(漢語水平考試) | 中国 | 中国語学習者全般 | 中国教育部 |
中国語検定(中検) | 日本 | 日本人学習者向け | 日本中国語検定協会 |
TOCFL(華語文能力測験) | 台湾 | 台湾華語を学ぶ外国人 | 台湾教育部 |
✅2 レベル比較表(概略)
HSK | 中検 | TOCFL | 語彙数目安 |
HSK1 | 準備級 | 約150語〜 | |
HSK2 | 準4級 | Band A1 入門級 | 約300語〜 |
HSK3 | 4級 | Band A2 基礎級 | 約600語〜 |
HSK4 | 3級 | Band B1 進階級 | 約1200語~ |
HSK5 | 2級 | Band B2 高階級 | 約2500語~ |
HSK6 | 準1級 | Band C1 流利級 | 約5000語~ |
✅3 語彙量の比較(目安)
HSK | 中検 | TOCFL | 語彙量目安 |
HSK1~4級 | 準4級~3級 | Band A1~A2 | 150~600語 |
HSK5~6級 | 2級~準1級 | Band B1~B2 | 1200~5,000語 |
HSK7~9級 | 準1級〜1級 | Band C1~C2 | 8000語以上 |
✅各試験の特徴について
◉中検
日本人学習者に特化。声調やピンインからはじまり、文法・読解・作文の比重が高く、漢字の読み書き能力が問われる分、ほかの試験よりも難しく感じやすいことも。ただ、ほかの試験と異なり、リスニング問題を2回聞くことができるのはうれしい点。採点方式は筆記とリスニングでそれぞれ合格ラインが設定されていて、どちらか1点でも足りなければ不合格となるため、バランスよく力をつけることが不可欠。
◉TOCFL
台湾志向。台湾留学、台湾企業への就職に有利。台湾華語準拠で(ただし、事前申請により簡体字でも受験可能)、語彙や発音も中検やHSKとは若干異なる。リスニング問題は1回のみのため集中力が必要。上級者向けBandCでは成語や専門性の高い語彙が多数出題される、出題数も多いため時間配分を考えながら試験に臨まないと後半であわてることになる可能性も。
◉HSK
国際的に最も普及、資格として使いやすいため、中国本土留学や就職に有利。中国本土準拠で、特にHSK5級以降は、高い読解・聴解能力が問われる。採点方式はリスニング100点、読解100点、ライティング100点のトータル300点のうち6割の180点以上で「合格」となるため、漢字文化を持つ日本人であれば、リスニングが苦手であっても4級くらいまでは比較的短期間で合格できるケースも珍しくない。目標級に合格はしたものの聞き取りと会話が苦手という場合は年に数回ある【口試】(初級・中級・高級)へのチャレンジがおすすめ。
以上、ざっくりまとめさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
池袋校舎では上記3試験の受験経験をもつマネージャー兼学習カウンセラーが随時ご相談承っております。お気軽にお声がけくださいませ。
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