映画『長安のライチ』と一緒に楽しむ、中国荔枝の世界
大家好!
皆さん、こんにちは!
東京都港区の新橋駅近くの中国語・台湾華語教室、ハオ中国語アカデミー新橋校です。
皆さん『長安のライチ』という映画を見ましたか。
今回はこの映画にも出てきた、中国原産の果物「ライチ」について、日本ではあまり知られていない面白い話をご紹介します。
日本ではカタカナの「ライチ」が一般的ですが、これは広東語の発音(lai6 ji1)に由来するもの。
中国の標準語(普通話)では「リージー」に近い発音になります。漢字で「荔枝」と書くのは日本でも同じですが、「離枝」という別名もあったそうで、「枝を離れるとすぐに傷む」という特徴を表しているとも言われています。
ライチの品種いろいろ
中国のライチには300〜400もの品種があると言われています。代表的なものをいくつかご紹介しましょう。
☛妃子笑(フェイズーシャオ):名前の由来はもちろん楊貴妃。「妃子が笑う」という意味で、楊貴妃がライチを口にして思わず笑みをこぼしたという故事から名づけられました。見た目は緑が多く、一見まだ熟していないように見えますが、実はこれが食べ頃。果肉はプリプリで甘みが非常に強いのが特徴です。
☛黒葉(こくよう):日本で一般的に冷凍ライチとして流通しているのはこの品種が多いと言われています。味が濃く、アイスクリームやヨーグルトなどの加工用にもよく使われるそうです。
☛糯米糍(ノウミーツー):実が大きく甘みが強い品種。名前の通り、もちもちとした食感が特徴で、種がとても小さいのもポイントです。
☛玉荷包(ギョクカホウ):台湾などで人気の品種で、日本への輸出も増えているそう。種がお菓子の「柿の種」のように小さいのが特徴です。実はこの玉荷包、大陸では「妃子笑」と呼ばれているものと同じ品種なんですよ

ライチと言えば、何と言っても楊貴妃。唐の玄宗皇帝が、楊貴妃の好物だったライチを嶺南から都・長安まで早馬で運ばせたという故事はあまりにも有名です。詩人の杜牧も「一騎紅塵妃子笑、無人知是荔枝來(一騎 紅塵 妃子笑う 知る者無し是れ荔枝の來れるを)」と詠んでいます。
映画『長安のライチ』は、まさにこの故事を題材にしたもの。ただし映画では、華やかな宮廷の話だけでなく、命令を受けた下級官吏の視点から、巨大な物流ミッションに挑む姿が描かれています。
荔枝界の「国博」、中国荔枝博覧館

高州市根子鎮にある中国荔枝博覧館は、全国で唯一の「国字号」荔枝テーマ博覧館。外観は立派な仿唐建築で、映画の世界に入り込んだような気分にさせてくれます。
館内は「荔史」「荔事」「荔夢」など7つの展示室があり、荔枝の歴史や文化をたっぷり学べます。なんと茂名の荔枝栽培の歴史は2000年以上。秦の時代にはじまり、唐代にはすでに貢物として朝廷に届けられていたそうです。
2階から伸びる全長700メートルの空中ガラス栈道を歩けば、一面に広がる荔枝林を360度見渡せます。スタッフの方に聞いたところ、5〜7月の収穫期には枝いっぱいに赤い実がなるそうです。春節はさすがに閑散期でしたが、その景色を想像するだけでもワクワクしました。
近くには柏橋古貢園という古荔枝園も。樹齢1300年を超える古木が9本も現存しているそうで、「当時、楊貴妃が食べたのもこの園の荔枝かもしれない」と考えると、歴史のロマンを感じずにはいられません。
映画で描かれる「嶺南から長安へ新鮮な荔枝を届ける」という無理難題。その起点となったのが、まさにこの地だったんですね。

中国荔枝博覧館
☛場所:広東省茂名高州市根子鎮
☛開館時間:9:00〜17:00(月曜休館、祝日除く)
☛入場料:無料
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所在地・アクセス
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