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旅する気分で学ぶ中国語コラム【第五弾】 ―中国旅行クリエイター・一騎さんとのコラボ連載―
第五弾:【蘇州】中国の美しい田舎で茶摘みしてみた(蘇州旅行の穴場スポット)
皆さん、こんにちは!
今回の舞台は、洗練された都市と美しい水郷の風情が共存する上海・蘇州(そしゅう)です。
一騎さんの動画から、移動やホテル、グルメなどのリアルなシーンを通して、生きた中国語表現を学びましょう!今回は中国の高級緑茶「碧螺春(へきらしゅん)」の茶摘みやお茶作りなど、文化的な見どころも満載です。
「見て終わり」ではなく、次のレッスンで実際に使うことを意識して読んでみましょう。
【動画を見る前にチャレンジ!中国語&文化クイズ】
動画を見る前に、4つのクイズに挑戦してみましょう!
答えは動画の中に出てきます。
Q1. 教科書ではなかなか見かけない「网约车」とは、一体どういう意味でしょう?
Q2. 優しくくだけたニュアンスの「大丈夫だよ」「気にしないで」は、中国語で何と言うでしょう?
Q3. 中国の最高級緑茶「碧螺春」は、500グラムでいくらくらいですか?
Q4. 【中上級向け】 字幕にはありませんが、12:58の「我们去品茶吧(お茶を味わいに行きましょう)」に続いて、おばちゃんが言った中国語は何でしょう?(ぜひ耳を澄まして聴き取ってみてください!)
🎥 今回のレッスン動画
【衝撃】1キロ10万円超の中国茶!?中国の美しい田舎で茶摘みしてみた(上海/蘇州旅行の穴場スポット)|週末中国・上海蘇州編①
【場面1】01:31 「网约车」って何ですか?
上海の空港に到着した一騎さんが、ホテルへの移動のために手配したのが「网约车(wǎng yuē chē)」です。
これは「インターネット(网络)で予約(预约)する車(汽车)」の略で、いわゆる「配車アプリで呼ぶ車(ネット配車タクシー)」のこと。
現在の中国では「DiDi(滴滴出行)」などのアプリを使った移動が完全に主流になっており、街中で流しのタクシーを拾うよりも一般的で、綺麗な車が来ることも多いです!
💡 旅行で使える!実用的な中国語
【例文】
请问,在哪里等网约车?
Qingwen, zài nǎli děng wǎngyuēchē?
(すみません、ネット配車の車はどこで待てばいいですか?)
👉最近の中国の空港や大型駅には、「网约车」という専用のスペースが設けられているこ
とがほとんどです。迷ったらこのフレーズで空港のスタッフや周りの人に尋ねてみてくださいね!
【場面2】01:48 〜 独特な民宿オーナーからのくだけた一言
一騎さんが深夜3時にようやく民宿に到着した際、遅い時間にもかかわらず温かく迎え入れてくれたオーナーさんとのやり取りに注目してみましょう。
一騎:谢谢!不好意思。
Xièxie, bùhǎoyìsi.
(ありがとうございます。すみません。)
民宿オーナー:没事没事。
Méishì, méishì.
(大丈夫、大丈夫。)
👉教科書で「大丈夫です」「気にしないで」と習うとき、真っ先に「没关系(méi guānxi)」を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか?
もちろんこれも正解ですが、実際の日常会話、特に親しい間柄やフランクな場面では「没事(méi shì)」がよく使われます。
動画のオーナーのように「没事,没事〜!」と繰り返すと、「あぁ、全然気にしてないよ!」「大したことないから大丈夫!」という、より優しく、くだけたニュアンスが相手に伝わります。とても温かさを感じる一言ですね。
【場面3】茶畑に入った一騎さんに、現地のおばちゃんが言った「这就是」は?
09:33 “这就是枇杷。”」
Zhè jiù shì pípa.
(まさにこれがビワだよ。)
09:36 “这就是碧螺春。”
Zhè jiù shì bìluóchūn.
(まさにこれが碧螺春だよ。)
ここで使われている「这就是(zhè jiùshì)」は、事物をはっきりと指し示し、強調して紹介するときに使います。 ただの「これは〜です」とはどう違うのでしょうか。
这是枇杷。
Zhè jiù shì pí pa.
まさにこれがビワです。
👉単なる名前の紹介です。感情を交えず、平淡に説明する時に使います。
这就是枇杷。
Zhè jiù shì pí pa.
まさにこれがビワです。
👉強調や確認のニュアンスが入ります。
「そう、これこれ!」「これが実物だよ」と、お目当てのものを特定してはっきりと提示する時に使います。
日本からやってきた一騎さんに、「これがお目当てのビワだよ」と目の前の実物をしっかりと示してあげる、現地ならではのリアルな会話表現ですね。
この時はまだビワの実がなっていませんが、蘇州・東山は中国有数のビワの名産地で、「白玉ビワ」という美味しいビワで有名なので紹介してくれたんですね。
💡レッスンで使える!実践中国語
対面レッスン中、持ってきた教材やノート、スマホの画面を先生に手元で見せながら「ここが聞きたかったんです!」と伝えるときにぴったりの万能フレーズです。
这就是我不会的地方。
Zhè jiù shì wǒ búhuì de dìfang.
(ここが(まさにここが)、私の分からないところです。)
【場面4】12:58 〜 字幕にない本場の中国語、聞き取れる?
お茶摘みのおばちゃんが、一騎さんに優しく声をかけるシーンです。
12:58 “我们去品茶吧!”
Wǒmen qù pǐnchá ba.
(お茶を味わいに行きましょう!)
実はこの直後、おばちゃんが字幕には入っていない「リアルな本音」をボソッと言っています。正解は
👉“口渴了” kǒukě le (のどが渇いた)
です!
動画を巻き戻してこの「隠れセリフ」が聞き取れたら、リアルな中国語がバッチリ耳に馴染んでいる証拠です!
📝【知って得する!中国トレンド豆知識】
動画に登場した中国の最高級緑茶「碧螺春(bìluóchūn)」。名前は聞いたことがあっても、詳しいことまでは意外と知らない方も多いのではないでしょうか?
碧螺春の本場中の本場といえば、江苏省苏州市(Jiāngsūshěng sūzhōushì)にある太湖(Tàihú)の島「洞庭山(Dòngtíngshān)」です。
ここで採れるものは「洞庭碧螺春」と呼ばれ、至高の逸品とされています。
そして、一番良いとされる収穫時期は、春の訪れを告げる「春分(3月20日頃)から清明节(Qīngmíngjié)(4月4日頃)にかけて」のわずかな期間だけです。
特に、この清明节の前(明前)に摘まれた新芽のことは「明前茶(Míngqiánchá)」と呼ばれ、驚くほどの高値で取引されています。
🐼一騎さんから一言:
「裕福な商人の古民家をリノベーションした美しいホテルに泊まり、中国の最高級緑茶を摘み、湖畔を照らす幻想的な夕日を眺める」。そんな素晴らしい休日を過ごせるのが蘇州の郊外にある東山鎮という場所です(「鎮」というのは、日本語で言うところの「村」や「集落」のような意味)。「上海と蘇州の裏庭」と称される通り、とても癒される素敵な場所です。特に、地元のおばあちゃんに体験させてもらった茶摘みがおもしろくて、お茶の味も素晴らしい。香りがすごく良くて、甘かったのがとても印象的でした。蘇州旅行に行く方は、水郷や庭園など見どころがありすぎる蘇州市内だけでも手一杯だと思いますが、気軽にちょっと中国の田舎を体験してみたければ、おすすめの場所なのでぜひ足を伸ばしてみてくださいね!蘇州市内から車で50分ほどです!
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🖋 今回のコラム執筆:倪(ゲイ)先生 
プロフィール:
中国・蘇州出身。大連外国語大学日本語学科を卒業後、東京外国語大学大学院修士課程を修了。普通話水平テスト(PSC)二級甲等、日本語能力試験1級に加え、TOEIC850点と優れた英語力も保持し、豊かな語学力に基づいたわかりやすいレッスンを提供している。ハオ中国語アカデミー新宿校にて常勤講師、教務主任教師を歴任し、長年、受講生一人ひとりに寄り添った学習サポートと教室運営に深く携わってきた。現在は名古屋校のマネージャーとして教室を牽引する傍ら、幅広い層の日本人学習者の指導にあたっている。プライベートでは世界各地の旅行や文化体験を愛し、その親しみやすい人柄と豊富な経験を活かして、受講生の中国語学習を強力にバックアップしている。
倪先生からのメッセージ:
皆さん、今回の蘇州コラムはいかがでしたか?
私の故郷である蘇州には、どこの家庭の冷蔵庫にもたいてい一缶の碧螺春が入っているほど、このお茶は私たちにとって身近で特別な存在です。
現地では、お茶の季節になると学校の遠足(郊游)で茶園を訪れたり、果物狩りを楽しんだりするのが毎年の楽しみになっています。
また、この時期は道端でお茶を煎るお店から香ばしい薫りが漂い、至る所で春の訪れを感じることができます。今回の動画で一騎さんが現地を訪れ、お茶摘みを通してお茶の温かさに触れている姿を見て、私もとても懐かしい気持ちになりました。
中国語を勉強している皆さんも、ぜひいつか蘇州を訪れて、本場の碧螺春を味わってみてください。
そして一騎さんのように、現地の人々と触れ合う感動を実際に体験していただけたら嬉しいです。皆さんの中国語学習が、より豊かな出会いにつながるよう応援しています。
再见!
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