映画紹介
みなさん こんにちは。
昨日、在校生のI様にお薦めしていただいた映画を観て来ました。
《湾生回家》(wān shēng huí jiā)という台湾のドキュメンタリー映画です。
湾生とは何か、みなさんはご存知ですか?
湾生とは、日本統治下の台湾で生まれ育った約20万人の日本人を指す言葉だそうです。
第二次世界大戦に日本が敗戦した後、彼らは日本本土に強制送還されました。
湾生にとって台湾は、生まれ育った故郷なのです。
この映画は、戦後70年を経て、その湾生の方々が故郷の台湾へ行き、当時過ごした場所や懐かしい人々
を訪れる姿を追ったドキュメンタリーです。
台湾への思いを語る言葉の端々から、故郷を強く思う気持ちが伝わって来ます。
移民と言うと、ブラジルやアメリカが思い浮かびますが、50万人近い日本人が台湾に渡ったそうです。
戦争の渦に巻き込まれ、故郷を離れざるを得なかった湾生の方々の口から出る言葉はとても重いです。
でも、故郷を語る言葉はどれも台湾への愛にあふれています。
日本人も台湾人もなく、同じ国の人間のようにして過ごしてきた時代があるというのは、親も戦争を知ら
ない世代の私からすると、とても興味深かったです。
今、台湾は親日として有名ですし、台湾好きな日本人もたくさんいます。新橋校の生徒様の中にもたくさん
いらっしゃいます。私も大好きです^^
でも、日台関係の歴史を振り返ってみると、負の部分もたくさんあった事は決して忘れてはならないと思い
ました。
個人的にですが、平和について考えさせられた映画でもありました。
客層はとても高かったです(中に湾生の方がいたかも!)。上映開始から1ヶ月経過しているにも関わらず、
満席に近かったです。そして、鼻をすする音があちこちから聞こえてきました。私の隣の席からもっwww
上映は12/16までのようです。
ご興味を持たれた方は、急いで下さいっ!!!