日本のお盆と中国の清明節――祖先を思う文化の違い
大家好!
皆さん、こんにちは!
東京都港区新橋駅近くの中国語教室・台湾華語教室、ハオ中国語アカデミー新橋校です。
8月も半ばを過ぎ、日本では「お盆休み」が終わりました。
お盆休みには、実家に帰省したり、お墓参りをしたり、家族みんなで食事をしたりした人も多いのではないでしょうか。
日本のお盆は、亡くなった家族や先祖を思い、供養する大切な行事です。
では、中国にも日本のお盆のような行事があるのでしょうか?
実は、中国でお盆と比較されることが多いのが、「清明節(qīngmíng jié)」です。
中国の「清明節」って何?

清明節は、毎年4月5日前後に行われる中国の伝統的な祭日です。
中国では、清明節に家族で先祖のお墓へ行き、「扫墓(sǎomù)」=お墓参り・墓掃除をする習慣があります。
お墓の周りの草を取ったり、墓をきれいにしたり、お花や食べ物などを供えたりして、先祖を供養します。
また、地域や家庭によっては、先祖にお供え物をしたり、紙のお金を燃やしたりする習慣もあります。
清明節は「先祖を思う日」という意味だけではありません。
春の季節なので、家族で外に出て自然を楽しむ**「踏青(tàqīng)」=春の野山を散策すること**も、清明節の大切な習慣の一つです。中国の文化資料でも、清明節の代表的なテーマとして「掃墓祭祖」と「踏青」が挙げられています。
つまり、清明節には、
「先祖を思う」+「家族で集まる」+「春を楽しむ」
という三つの要素があります。
② お盆と清明節、何が違う?
日本のお盆と中国の清明節は、どちらも先祖を大切にする行事ですが、少し考え方が違います。
日本のお盆では、一般的に「先祖の霊がこの世に帰ってくる」と考えます。
そのため、お盆の始まりには「迎え火」を焚いて先祖の霊を迎え、最後には「送り火」で送り出す地域もあります。
一方、中国の清明節では、基本的に家族が先祖のお墓へ行きます。
つまり、
日本:先祖を家に迎える
中国:家族がお墓へ会いに行く
という違いがあります。
もちろん、日本でもお盆の過ごし方は地域や家庭によって違いますし、中国の清明節も地域によって習慣がかなり異なります。
そのため、「日本のお盆=中国の清明節」と完全に考えるのではなく、「どちらも先祖を思う大切な行事」と考えると分かりやすいでしょう。
③「先祖を大切にする」という共通点
日本のお盆と中国の清明節を比べてみると、違うところもありますが、共通点もたくさんあります。
どちらも、
- 先祖や亡くなった家族を思い出す
- お墓参りをする
- 家族が集まる
- 先祖に感謝する
- 家族のつながりを確認する
という意味を持っています。
文化や習慣は違っていても、「今の自分がいるのは、先祖や家族のおかげ」という気持ちを大切にするところは、日本と中国で共通していると言えるでしょう。
今年のお盆が終わった今だからこそ、ぜひ中国の「清明節」についても覚えてみてください。
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