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池袋校の日々の様子やコラムをお届けします。

★生徒様インタビュー★ ~池袋校上級者・森園様~

大家好!みなさん、こんにちは。

不定期でおおくりしている在校生インタビュー、本日は我々池袋校の“上級者代表”として森園様をご紹介させていただきます。ハオ歴9年の森園様は、ご入会時からすでに高い中国語力をおもちでいらっしゃいましたが、当校ご入会後ほどなくして中国語試験難関である「中検準1級」や「HSK6級」に見事合格されました!現在も、中国語のスペシャリストをめざし、精力的に学習に取り組んでいらっしゃいます。

さすがは長い学習歴をお持ちの森園様、興味深いお話をたくさん聞かせてくださいました♪

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♪まるで先生のよう?!上級者の貫禄あふれる森園様♪

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■中国語を始めたきっかけは?

 天安門事件前の1986年、大学入学時に第二外国語として中国語を選択したことがきっかけです。当時は現在と違って第二外国語としてドイツ語かフランス語を選択する学生が圧倒的に多く、中国語は少数派でした。それでは、なぜ中国語を選んだのかというと、その理由は極めて単純です。どの言語にするか悩んでいた私に向かって、姉がこう言ったのです。

「入学するのが日本文学科だから、中国語がいいんじゃない?」

なぜかこの一言ですぐ決めてしまいました。これがなければ、おそらくドイツ語かフランス語を選んでいたと思います。

 それから、大学1年の時の中国語の先生の存在も外すことはできません。教壇に立って1年目でしたがとにかく厳しくて、特に発音に関しては容赦無しでした。おまけに小テストが毎回あるので、必死で予習復習と発音練習をしておかないと授業に出られない(笑)。でも、不思議なことに授業は辛いけど楽しかったです。

さらに先生は週に1回、ご自分の研究室で勉強会を行なってくれたり、大学2年の時(1987年)には「実際に中国を見ることが大事だよ」と、学生20人を連れて18日間の中国旅行に連れて行ってくれたり。ただし、厳しい先生ですから現地で学生を案内することは一切なしでした(笑)。大げさかもしれませんが、今の私の出発点を作ってくれたと言っても過言ではないと思います。これがもし別の先生だったら、おそらく大学の授業に出席するだけで終わっていたと思います。

 ■現在のお仕事と中国語はどんなかかわりがありますか?

 大学卒業後、そのまま自分の母校に就職しました。教務部や学生部、広報渉外部等を経て、2012年度から国際センターに配属となりました。最初のころは中国語を使う機会があまり無かったのですが、最近は中国の協定校担当者と連絡を取ったり、中国で開催される留学フェアや日本語学校での説明会に参加したりすることも増えてきました。

つい先日も、出張で北京、上海、太原、長春に行き、協定校を訪問して来ました。とはいうものの、中国語で話していると言葉に詰まってしまうことがよくあり、もっと会話力をつけなければいけないと痛感しています。特に、留学フェア等では、ブースに来る受験生に対していかに自分の大学の魅力を伝えるか、興味関心をもってもらうように引き込むか、となると語彙力が肝心です。「こう言えば良かった!」と反省することも多いのですが、経験も全て勉強ですから少しずつ積み重ねていこうと前向きに考えています。

 実は、先ほどお話しした先生に大学への就職が決まったと報告した時、「中国語を活かせる国際センターで働けたらいいね」と言われていたんです。約20年経ってようやく実現し、肩の荷が下りた感じです。また、今年3月、先生と一緒に北京に出張する機会にも恵まれました。緊張感もあったのですが、1987年の旅行以来、再び一緒に中国に来ることができたというのは感慨深いものがありました。 

■過去には、日中学院さん、ISSさん、津田スクールオブビジネスさん、中国語研修学校さん等、ほかの中国語スクールへのご通学経験もかなりお持ちですが、最終的にハオをお選び下さった理由をお聞かせくださいますか。

大学2年から約4年通った「中国語研修学校」が私にとって最初の中国語スクールです。ここでは“听说写读”全体を学びました。大学で少数派の時代ですからほとんどの同学が社会人。両親より年上の人もいて、大学生は子供のように可愛がってもらいました。年1回文化祭があり、先生も含めて全員必死で練習したことを今でも覚えています。その後は複数の学校を転々としながら会話中心に勉強を続けました。会話のクラスを選んだ理由は、話す力をつけたかったからです。

 ただ、グループレッスンでは声を出せる回数が限られ、時間の経過とともに緊張感もなくなってきてしまいました。そこで少し厳しい環境に身を置いてスキル向上を目指そうとISS翻訳コースで2年間日中訳・中日訳を専門的に学び、全課程を修了しました。会話とは異なるスキルですが、かなり力はついたと実感できました。そして次はどうしようか・・・と考えた時にやはり「話す力」をもっとつけたいとあらためて思いました。しかし、残念ながら通訳コースに通うのは時間的に厳しかったのであきらめ、そのかわりに話す時間を多くとれるマンツーマンレッスンを思いついたのです。インターネット検索でHAO中国語アカデミーを見つけ、具体的に調べてみると勤務先にも近く、体験レッスンを受けてみたところ教室の環境も学校の雰囲気も先生の印象も非常によかったので、迷わず決めました。

■現在のレッスンペースやレッスン内容は?

週1回のマンツーマンレッスンを入学以降ずっと続けています。今年から丁楠老師の指導を受けていますが、話す時間を多くしてもらうようにお願いしています。発音も細かくチェックしてくださるのでとてもありがたいです。恥ずかしい話ですがいまだにピンインを間違えることも多いのです。そのようなミスを少しでも減らすために、とにかく話す、声を出す。最近は直近の出来事を話しているうちに50分が終わっている感じですね。

また、学校のご厚意で、池袋校のブログに作文を載せていただくようになりました。ちょっと恥かしい部分もあるのですが、それなりの長さの文章を書く機会というのはめったにありませんので本当にありがたく思っています。書くことによって文法をしっかりと意識するようになりますので、自分の実力を見なおすことができ、とても良いトレーニングとなっています。実はすでに頭の中にたくさんテーマが思い浮かんでいるんですよ。せっかく与えていただいたチャンスですから、今後もしっかりと続けて行こうと思います。  

■今後の学習目標について

 長期的な目標が2つあります。

1つ目は中国語検定試験1級の取得です。準1級に合格した後、かなり長い間チャレンジしていなかったのですが、「語学を勉強している以上は、一番上のレベルに到達したい」と最近になってあらためて思うようになりました。準1級でチャレンジをやめてしまってはやはり中途半端な気もします。中国語検定の1級はレベルが高く、受験の機会も年1回しかありません。そう簡単に合格できるものではありませんので、ある程度時間をかけて準備していこうと思います。

二つ目は、少しでもネイティブの会話に近づくこと。話す言葉も、スピードももっともっとレベルアップさせていくことです。

そして、学習目標とはちょっとニュアンスが異なるかもしれませんが、作品を「翻訳」してみたいです。過去にISSで翻訳の勉強をしたことがあると先ほどお話しましたが、その2年間に得たことを形として残したいですね。

それから、「留学」もしてみたいです。実は中国語はずっと日本で勉強しているだけで、留学の経験がないということが何となく自分の中でひっかかっているというか・・・。定年退職後の話になりそうですが、この2つもいつか実現できればいいなと思っています。 

■ご自宅学習はどのようになさっていますか?

宅で、というよりは朝、出勤前の約1時間を学習時間にあてています。星巴克でコーヒーを飲みながらインターネットで中国のテレビを観たり、レッスンの予習復習をしたりしています。テレビを観る目的は、ネイティブの話すスピードに慣れるためというのもありますが、中国の今を知る、新しい言葉をチェックするということもあります。ですので、その点をしっかり意識しながら観るようにしています。新しい日本語がどんどん出てくるように、中国語も新しい言葉が次々に生まれていますので、そういうものをうまく自分の会話の中に組み込んで行けたらいいなと思います。 

■これから中国語を勉強してみたいと思っている方へひとことお願い致します。

 基礎を大切にしてください。特に発音は何度も何度も練習して正しい音を身につけてください。積み木をイメージしていただきたいのですが、基礎、つまり土台がしっかり作られていないと、どんなに上に積み上げようとしてもすぐに崩れてしまいますよね。語学もそれと同じだと思います。

それから、途中で挫折しそうになってもあきらめずに続けてください。そして自分の可能性をどんどんひろげていってください。以前もインタビューの時に紹介したことのある言葉ですが、「功夫不有心人(努力は人を裏切らない)」 ーこの言葉を皆さんの心のどこかにとどめておいてもらえたらなと思います。 

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森園様からは作文のブログ掲載がモチベーションアップにつながっているとの嬉しいお言葉をいただきましたので、今後は「定期掲載」にご協力いただくことになりました。

 森園様、今後とも宜しくお願い致します♪

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