【中国語流行語】“阳了吗?” “楊過・楊康・王重陽” ~コロナに関する洒落の利いた言い回し~
大家好!ハオ飯田橋校です。
今回は、中国の流行語をいくつか紹介します。
■「陽性になった?」があいさつに!
いまや全国民が「コロナ陽性状態」の中国ですが、
多くの中国人の間では、
“阳了吗?” Yángle ma?
(陽性になった?)
という言い方が、すでに挨拶言葉として
定着してきているようです。
中国語は、品詞の変化がとても柔軟です。
陽性の「陽(阳)」が、「陽性になる」という
立派な動詞として使われているんですね。
■ドラマの登場人物にちなんだ言い方も!
同じようなことばで、
阳过 yángguò(陽性になった)
阳康 yángkāng(陽性から回復して健康になった)
王重阳 Wáng Chóngyáng(再び陽性になった)
という言葉も流行しています。
これは、中国の大人気ドラマ、
『射鵰英雄伝』(しゃちょうえいゆうでん)と、
『神鵰侠侶』(しんちょうきょうりょ)
に出てくる同音の登場人物、
杨过 Yáng Guò(楊過/よう・か)
杨康 Yáng Kāng(楊康/よう・こう)
王重阳 Wáng Chóngyáng(王重陽/おう・ちょうよう)
に由来します。
上の言葉と同じ発音になっていますよね?
このドラマは、中国の大作家、
金庸(きん・よう)が執筆した武侠小説で、
中国人にとっては、非常になじみ深いキャラクターです。
なかでも楊過は『神鵰侠侶』の主人公として
特に魅力的な役柄として知られていて、
原作者の金庸も、自身の作品の中で
最も好きなキャラクターの一人に挙げています。
それにしても、登場人物の名前が
なんともうまい具合にコロナ感染に関する言葉と
同じ読み方になったものですね!
こういう洒落の利いた言い回しを知っていると
中国人からきっと一目置かれますよ!
ぜひ使ってみてくださいね!
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