最近の中国事情「保値」
大家好!ハオ中国語アカデミー名古屋校 田中です。
私は、中国に住んでいる仲良しのお友達がいるのですが、
コロナ騒ぎの影響もあり、ここ最近まったくやり取りがなくなっていたので
先日久しぶりにメールしてみました。
中国の最近の状況を伺ってみると、ニュースでも言われているので
多くの方が多少なりとも現状を把握なさっていると思いますが
ほぼ、「コロナ前」の生活を取り戻してきた、ということです。
ただし、オフィスビル、病院、政府機関に入る際には携帯電話での本人確認、
外出の際にもマスク着用が必要だそうです。
あと不動産の話になったのですが、
「コロナ前に、日本円にして80~90万円だったマンションの平米あたりの価格が
今は100万円を超えてきた」とのことです。
しかも「値段が上がるからみんな買う。値下がりするようでは買わない」とのこと。
ちょっとこういう話には疎いもので、とても難しくて、理解に苦しんだので
詳しく質問したところ、今回のタイトルにある
「保値」という返事をもらいました。
「通貨というのは価値が下がるので、値上がりするマンションを買うことで
『保値』するんだ」とのことでした。
ここでようやく「なるほどー!」と思いました。
戦後の高度成長期の日本には、とにかく早くローンを組んで家を買わないと
お給料などの値上がりが不動産価格の上昇に追いつけず買えないという
「家が建たずに腹が立つ」という時期があったそうですが、
イメージとしてはちょっとそれに似ているな、と思いました。
中国語の発音については、日本人は相当苦労させられますが、
意味を捉えるという点では、漢字を知っている日本人であるという
アドバンテージは相当高いと改めて確認することができた
「保値」のお話でした。
私の中国語学習の経験上、中国語はレベルが上がれば上がるほど、
日本でもよく使われる、見覚えのある単語がたくさん出てきます。
最初は全然違う単語を覚えるのは大変ですが、
しばらく続けることで、日本人ならばすでに知っている単語にも出会えます。
短期間ではなく、さらに上のレベルを目指して、ぜひ中国語学習を頑張っていきましょうね♪